ブラジリアン柔術(略称BJJ)は格闘技、武術の一つである。創始者の名前からグレイシー柔術とも呼ばれます。

ブラジリアン柔術は1900年代初頭にブラジルに移民した日本人柔道家・前田光世が世界を旅して行った異種格闘技戦の経験から修得した技術や柔道の技術をエリオ・グレイシーやカーロス・グレイシー、ジュルジ・グレイシーなどに伝え、彼らが改良してできました。ブラジリアン柔術には、護身術と格闘技という側面があり、最初に前田光世から手ほどきを受けたエリオ・グレイシーは小柄で喘息持ちでした。

そんな彼でも自分の身を守り、体格が大きい相手や力のある相手でも勝てるように考え出されたのがグレイシー柔術すなわちブラジリアン柔術なのです。それらは、寝技の組み技主体ですが故の安全性の高さや、全くの素人からでも始められるハードルの低さから、競技人口が急速に増加しています。

そして第一回UFC大会(アメリカで始めて行われたルール無しの総合格闘技)から現在に至るまでの総合格闘技での実績からも、最強の格闘技としての名声を守り続けています。

現在ではスポーツとして普及しており、ブラジルではリオデジャネイロを中心にサンパウロやクリチバなどで、長年にわたって盛んに行われています。

アメリカでは90年代に何人かのグレイシー一族が移住した事をきっかけに競技人口が増え始め、今では世界大会などの大きな大会もカリフォルニアで行われています。大きな大会では数千人に及ぶエントリーで盛況を博しています。

日本国内においても、普及が進んでおり、ここ数年で最も競技人口を増やした競技であると言われています。多くのアマチュア大会、プロ大会が毎月全国各地で開催されています。

競技としてのブラジリアン柔術は、ブラジリアン柔術公式ルールにより明確に管理され、帯色、体重、年齢、性別によってクラス分けされているので、選手は自分の実力に見合ったカテゴリーの試合に出場することができるのも魅力の一つです。

実際、ブラジリアン柔術の全日本大会は毎年参加人数を増やしており、500人近いエントリーがあります。また、幼児や小学生が、水泳、ピアノ、野球、サッカーのように習い事の一環として取り組むケースも増えており、子供だけの大会も開催されました。
ブラジリアン柔術は、他の武道経験がない方でも抵抗なく技術習得をすることができ、30歳を越えてから始める方が大変多いことも特徴として挙げられます。
ダイエット目的にも優れており、準備運動でも安全にたっぷりと汗をかくことができ、特にスパーリングにおいては非常に効率よくカロリーを消費できます。

なによりも、深い技術体系を習得しつつ仲間とコミュニケーションをとりながら楽しみながら強くなっていくことは、この上なく楽しいことです。この素晴らしいブラジリアン柔術という格闘技を是非一度ご体験ください。競技人口が爆発的に増えている理由をわかっていただけると思います。